何を食べればいい?~日本人に合ったシンプルな食事の基本~
こんにちは。コラム担当の湯川あゆみです。
前回は、「なぜ今の食生活で不調が起きるのか」についてお伝えしました。
今回は、実際に「何を食べればいいのか?」という具体的なお話です。
日本の伝統食の基本
日本の伝統的な食事は、とてもシンプルです。
基本は「主食(ごはん)+副食」
宮沢賢治の有名な詩にも、
「1日に玄米4合と味噌と少しの野菜を食べ」とありますよね。
だけど今、こんな食べ方をしている人は滅多にいません。
現代では、主食より副食にばかり重きが置かれてきました。
ですが、ごはんには良さがたくさんあります。
・エネルギー源として安定している
・他のエネルギー源より身体に負担がない
・血糖値の上下が穏やか
・加工度が低い
・よく噛む食事になる
私自身も、ごはんの割合を増やすにつれて、疲れにくくなり、底力がついてきた実感があります。
副食にこそ栄養があると考えていた私には、大きな発見でした。
「主食」という言葉が昔からあるということは、ごはんを「主」に食べることに意味があるからなんですね。

副食は季節のものを彩りよく
副食は、
・野菜
・海藻
・豆類
・小さな魚
など、自然のもの、季節のものを中心に「彩りよく」揃えるというのを基本にします。
「色」には意味があり、青(緑)、赤、黄、白、黒というのが、
五行思想「木火土金水」に対応し、全身をバランスよく整えてくれるのです。
また、「まごはやさしい」という言葉もありますよね。
何を副食としてそろえればいいかという指標です。
・ま:豆・豆製品
・ご:ごま
・は:わかめ(海藻)
・や:野菜
・さ:魚
・し:しいたけ(きのこ)
・い:いも
特別なものではなく、昔から日本で食べられてきたものばかりです。

主食をごはんに戻すと自然に整い始める
身体のために食生活を変えたいと思っても、一度に全部がらりと変えられないのが普通だと思います。
その場合、優先順位の高いものから順に変えていって下さい。
まず一番大切にしてほしいのが「主食をごはんに戻す」ということ。
パンや麺類は「お楽しみ」として取り入れ、日常の「主食」からは少し距離を置きます。
そして副食は、「ごはんがおいしく食べられるもの」という基準で用意します。
そうすると自然に、「季節のものを彩りよく」、「まごはやさしい」食事へと変わっていきます。
それだけでも、身体は確実に変わり始めます。
身体という土台の上に、思考や感情、行動も積み重なっていきます。
じょうぶな身体と健やかな心を整えるのに必要なのは、特別なことではなく、本来の状態に戻ること。
日本人が日本の大地で暮らしてきた知恵を思い出すこと。
それがもっとも確実な方法と考えています。
前回は、今の食生活で不調が起きる理由についてお話ししました。
今回の内容は、その続きになりますので、
よろしければ前回の記事もあわせてお読みください。



